現在は16歳以上の成人全員がワクチン接種の対象となっているカリフォルニア。5月1日に、接種回数が3,000万回を上回り、5月4日からはついに、予約がなくてもワクチンが接種できる会場も設けられました。
感染者数が群を抜いて多かったロサンゼルスも、今は人口当たりの感染者数が全米で一番少ない状態に…!昨年から延期にしていた留学をついに実現される方もいらっしゃる中、コロナのワクチンについての質問も多くいただいております。
今回は留学生も受けられる、ロサンゼルスでのワクチン接種について、実体験も踏まえながらレポートしていきます!
もくじ
ワクチン接種、予約の方法は?
予約なしの会場でもワクチン接種はできますが、予約をしていくと待ち時間も格段に少なく、スムーズです。
以下のサイトから、予約を進めます。
少しわかりづらいのですが、上記写真の「How to get vaccinated」欄にある「②Find a location near you」をクリックすると、以下3つの予約方法がでてきます。
A: 予約システムから選ぶ (Type of appointment system)、B: 場所から選ぶ(Type of location)、C: 地図上で探す(Map to find a location near you)。
複数の場所と時間を表示し、選びたい方はA: 予約システムから選ぶ方法。車がない、などで場所を指定し予約したい方はB、またはCの場所から探す方法がおすすめです。
ここではA: 予約システムから選ぶ (Type of appointment system)の方法を説明します。
まず、A: 予約システムから選ぶ (Type of appointment system)をクリックすると、以下が表示されます。
ここで数ある予約システムや、薬局の予約システムから選択できるのですが、今回はより数が多く表示されやすい、マイ・ターン(My Turn)システムを例にあげます。
「My Turn」のところをクリックすると、以下画面に切り替わります。ここでなんと言語の選択ができるので、日本語を選択すると、あとはこっちのもんです。
同意事項にチェックを入れ、はい・いいえ形式の質問に答え、画面下部の「続行」ボタンをクリックします。
すると、郵便番号を入力する画面が表示されます。
入力した郵便番号に近い場所が一覧で表示されます。
表示された接種会場の住所を確認し、「空き状況を確認する」と青く表示されているボタンをクリックすると、予約可能な日時が表示されます。
ここで、一回目の接種日時と、二回目の接種日時を選択します。
二回分の日時を選択し「続行」ボタンを押すと、以下画面に切り替わり、名前や生年月日、住所や連絡先などを入力し、簡単な問診票に記入をします。(これも日本語表示されます!)
入力内容を確認し「続行」すると、予約完了です!!
入力したメールアドレス宛に当日の注意事項やチェックインに必要なQRコード、もしくは確認番号が送られてきます。
※16歳、17歳の方は、5月1日現在、Pfizerのワクチンのみが接種可能です。親御様の同伴、もしくはウェブからダウンロードできる同意書へ親御様の署名をもらい、接種会場へ向かうよう求められています。
接種日当日の持ち物
接種日当日は、以下提示が必要です。
1.写真つき身分証明書 ※パスポート、もしくはカリフォルニアの運転免許証
2.予約確認メール(スマホ)
私自身の経験と、知人の情報によると他に求められたことはないですが、中には厳しい会場もあるかもしれないので、万が一に備え以下も持って行っておくと安心です。
・ビザ(パスポート同封)
・学生ビザの方はI-20
・保険証書
接種日当日の流れと所要時間
所要時間は、会場の混み具合によって異なりますが、待ち時間も合わせて大体30~40分、混んでいれば1時間ほどです。
1.会場到着
まず、予約確認メールに記載された時間(15分前に到着しなさい、など、指示があります。)に会場に行きます。
2.チェックイン(スタッフに申し出)
案内のスタッフの人が大体いるので、ワクチンを受けに来たことを伝えると、列に並ぶか、待機場所に連れて行かれます。
順番が回ってくると、予約確認書メールと身分証明書の提示を求められ、体調についてのちょっとした質問や、注意事項を読み上げられたりするので、指示に従います。
3.ワクチン接種
ワクチンを接種した記録と、種類、名前などが記されたカードが渡されます。二回目の接種の際は、このカードの提示が必要になります。
4.15分待機
ワクチンを打ったあとは15分間、会場で待機し体調観察を求められます。
5.帰宅
予約なしで接種する方法
以下のサイトに行くと、予約なしでワクチンの接種ができる会場のリストが更新されています。
各会場によって受付時間が違ったり、ドライブスルーのみの会場もありますので、ご注意ください:)予約をして接種に行く方法より、待ち時間は長くなる傾向にあります。
よくある質問
以下、よく頂戴するご質問をQ&A形式でまとめました。
予約はどのくらい先になりますか?
利用する予約システムや、混み具合によっても変わりますが、予約可能日時として表示されるのは今のところ約一週間以内にワクチン一回目の予約が取れるようです。
費用は?日本の保険は使えますか?
コロナのワクチンは現時点では無料で提供されています。
薬局などで接種をすると、人件費として数ドル発生する場合があるため、薬局の保険に入っているのか聞かれることもありますが、入っていないと伝えれば、アメリカ政府持ちで代金が支払いされるよう、手配してくれます。
また、ロサンゼルスに住んでいる限り、ビザステータスや保険加入の有無にかかわらず接種可能です。
まだロサンゼルスに到着して間もないのですが、接種可能ですか?
特に注意書きは5月1日時点で出されていないですが、万が一のことを考慮し、入国後の自主隔離期間を終えてからの接種をおすすめしております。
接種後の体調はどうか
個人によってまちまちですが、注射を受けた腕が重くなるくらいで、特に体調に変化はなかった、という方や、鼻水や熱、頭痛が出始め、長くて48時間ほど続いた、という方もいます。
どうしても様子がおかしいと感じた場合は、日本から加入されてきている保険会社へ連絡し、医師に相談されることをおすすめします。
豆知識
日本にもある、クリスピークリームドーナツに、コロナワクチン接種のカードを持っていくと、オリジナルグレイズドドーナツが一つ無料でもらえます。
異国の地でワクチン接種を達成したご褒美に、ぜひ立ち寄ってみてください。
まとめ
コロナワクチンの予約システムは、日々改善されていて、サイトも少しずつ変わります。
少し前に比べ、予約も取りやすくなっていますが、その分手順も少し変更がある場合がございます。ページの指示に従い、進めるようにしてください。
【2021年5月6日更新】