もくじ
サマースクールとサマーキャンプ
日本でサマーキャンプの説明会を行った時のことです。サマースクールとサマーキャンプの違いを聞かれました。ロサンゼルスではサマースクールは学校の補習、サマーキャンプは夏の楽しみと言った位置づけです。
ロサンゼルスに在住する子どもたちが通う、サマースクール
ロサンゼルスにおいて、サマースクールというと英語、算数などの一般科目を勉強するという位置づけです。子供が楽しんで行くというわけではありません。公立学校で行われるものなので、日本から短期留学で来られる方は通えません。
サマースクールはあまり成績が良くない場合の補習で行うこと、さらに成績を伸ばすためのものの2つに別れます。小学生でサマースクールに行く場合は補習という意味合いが強く、高校になると大学進学のための勉強という感じです。
サマースクールは公立校で行われているので、授業料は無料ですが現地に住んでいる全ての子供が行けるというわけではありません。上記の通り小学生は補習で、高校生は比較的優秀な子どもたちが通うということになります。
誰でも参加可能なサマーキャンプ
サマースクールと比べ、サマーキャンプは費用さえ支払えば誰でも参加可能です。ロサンゼルス在住の子どもたちの半数以上は、夏休みの時期に何らかのサマーキャンプに参加します。
ロサンゼルスに在住している子どもたちの感覚だと、サマーキャンプは楽しいものという認識があり、夏休みが待ち遠しいといった感じです。
サマーキャンプには、日帰り型と宿泊型の2つがあります。
サマーキャンプというので宿泊型を想像される方が非常に多いのですが、ロサンゼルスの小学生サマーキャンプは多くの場合日帰り型です。
日本から参加される場合、小学生まではこの日帰り型に参加する場合がほとんどです。宿泊型もあるにはあるのですが、数えるほどしかありませんし、親元を離れて宿泊するというのは小学生には荷が重いと思います。
中学生以上になると、宿泊型も多くなり、特に語学学校が主催している英語を学ぶことが主になっているサマーキャンプは宿泊型です。多くの場合は大学内にある寮に寝泊まりして、大学内の教室を使って午前中に英語の勉強をします。
好きなことをやるサマーキャンプがいい
もし、お子さんが英語がほとんどできないというのであれば、お子さんの好きな事ができるサマーキャンプを選ぶのが一番いいでしょう。1つのサマーキャンプでいろいろなことができるというのをウリにしているサマーキャンプもあります。
しかし、1時間おきにいろいろな活動をするので、ある程度英語ができないと何をやるのかわからず、取り残されてしまうということもありえます。ところが、自分の好きなこと、例えばサッカーであれば、あまり英語がわからなくてもなんとなく何をすればいいかわかるし、好きなことなのですぐに覚えようとします。
様々なサマーキャンプの種類があります!
上記では例えでサッカーといいましたが、それ以外にもこんなにたくさんの専門的なサマーキャンプがロサンゼルスにはあります。
バスケ、野球、サーフィン、スキューバ、テニス、ゴルフ、アイススケート、バレー、陸上、ダンス、演劇、芸術、音楽、写真、テクノロジー、映画、科学、ゲームデザイン、コメディー、飛行機、料理、図画工作、裁縫、起業、乗馬、プール、格闘技、モデル、自己啓発、動物、チェス、作文、レゴ
日本ではサマースクールとサマーキャンプがほぼ同じ様に扱われていますが、ロサンゼルスではサマースクールは一般科目の勉強、サマーキャンプは楽しみながら習い事ができるというように別けられています。
【2018年8月21日更新】