8月も下旬になり、多くの学校で新学期が始まります。
トランプは対面授業をするよう動いている一方、カリフォルニア州知事のニューサムは当面はオンライン授業でということを勧めています。
このような状況で学校現場は揺れていて、市町村によって学校の対応は様々です。
このような状況下で親としては公立学校に行かせていいのか、それとも私立に行かせようかと悩んでいる親御さんからご連絡をいただきます。
この記事を読めば、実際に公立と私立での対応の違いがわかり、どちらがご自身のお子さんに合うかが決められるでしょう。
また、オンライン授業での留意点も合わせてお伝えします。
もくじ
ロサンゼルス公立学校でのコロナ対応
まず最初にお伝えしますが、同じロサンゼルス市の学校でも、学校によって対応が違うので、その点はご了承ください。
アメリカでは連邦よりも州が、州よりも郡が、郡よりも市のほうが、ルールが強くなります。より小さい集団のルールに従うということです。
一つの例として、トランプ政権は学校のIDを持っている生徒だけに食事を配るようにという指示ですが、ロサンゼルス市はその指示に従わず、お腹が空いているすべての子供に食事を配るという対応をしています。
ですので、同じロサンゼルス市の学校でも、隣の学校で対応が違うということがあります。また、同じ学校でも先生によって対応が違うということも多々ありえます。
それを踏まえた上でのロサンゼルス郡にあるトーランスの公立学校での対応をお伝えします。
・まずは生徒全員Zoomでのオンライン授業
・家にPCが無い家庭は、学校から貸し出してもらえる
・家にインターネット環境がない家庭は、学校からプリントアウトした教材をもらいにいける
・感染者が100,000人中200人を切れば対面授業を開始する
・対面授業が始まった場合、午前・午後のどちらかのうち2時間だけ参加する
・通年でオンライン授業だけという事も可能
・給食(朝食・昼食)は取りに行けばもらえる
公立の1日のスケジュール例
それでは、オンライン授業の場合の1日のスケジュールを見てみます。これも、学校によって若干前後します。
9:00~11:30 英語、数学などのメインの授業
11:30~12:15 ランチ
12:15~12:45 先生の準備、もし質問があればこの時間にする
12:45~3:15 体育、図画工作などを含む授業
ロサンゼルス私立学校でのコロナ対応
私立は本当に学校によって様々な対応です。ここでは、私の娘の学校を例にあげます。
・クロームPCを各家庭で準備する
・独自の判断基準で対面授業を開始する
・対面授業が始まった場合でもオンライン授業だけ受けることもできる
私立の1日のスケジュール例
9:35~9:50 休憩
9:50~11:10 数学
11:10~11:40 ランチ
11:40~13:00 社会・理科
13:15~14:00 自習・質問時間
オンライン授業での留意点
初めてオンライン授業を受けるという生徒さんも多いと思います。特に公立だとコロナになってからオンラインで授業をするのは初めてなので心配でしょう。
以下、オンライン授業をする際に気をつけるといい点です。ちなみに、娘からのアドバイスです(笑)
・Zoomに入るのに時間がかかることがあるので、5分前には入室する
・親の声が入ってしまう場合があるので、ミュートにする
・WiFiがきちんと繋がるところで授業を受ける
ロサンゼルス小・中学校の公立と私立の対応の違いまとめ
公立と私立では対応がかなり違います。私立は3月のコロナが深刻化した直後からZoomでのオンライン授業があったのですでにノウハウがあります。
その影響もあり、娘の学校でも今年は新入生が多いです。娘の学校は8年生まで(中学3年生まで)なので、7年生(中学2年生)で編入する生徒は平年ではとても少ないです。
ですが、公立校との対応を比べて私立のほうがノウハウが多く一般的には質が高いのでこれだけの編入生が多かったのだと思います。
もし費用が許すのであれば、やはり私立がいいと思います。
ロサンゼルスの特定の地域の学校の評判はどうなんだろう?
実際の特定の学校の授業スケジュールはどんな感じなの?
など、ご質問があればご遠慮無く以下からお問い合わせください。
子供の教育は何よりも優先させるべきです!