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カレッジ・大学留学

【留学生必読!】アメリカ留学生は強制送還になるのか?

投稿日:2020年7月10日 更新日:

 

7月6日、U.S Immigration and Customs Enforcement (以下ICE)より下記のように通達がありました。

“2020年Fall Semester、秋学期もオンライン授業を引き続き受講するF1ビザ、M1ビザを保持する留学生はアメリカを出国するか、対面授業を行う学校に転校すること。”

これに対してたくさんの生徒さまからどうしたらいいのか?と問い合わせが殺到しましたので、現時点での学校の対処法と今後留学生はどうすべきなのか?にお答えしていきます。

F1、M1ビザをもっている留学生全員に関わることなので必ず目を通してください。

留学生はアメリカから出国すべきなのか?

結論からいいます。

すでにアメリカにいる留学生は秋学期も学校の規定に沿って授業を受ければ強制送還にならず、F1ビザ、SEVISを保つことができるようになるはず。

断言しないのはまだ今後の方針を決めていない語学学校、カレッジがあるからです。
ただほぼ全ての学校が秋学期より一部、もしくは完全対面授業を再開する流れになるでしょう。

いちはやく今後の方針を決定したサンタバーバラシティカレッジ、SBCCの告知を元に留学生の授業がどのように変わるのかみていきましょう。

サンタバーバラシティカレッジ、SBCCの例


まずは原文をそのまま載せます。

New students taking classes online from outside of the U.S.

- Students who applied for the fall semester and plan to enroll in online courses from their home country will not be on an F-visa status in the fall
- Upon request, students' application will be deferred to the spring, and students will be issued a new I-20 for the spring
- Students are not required to enroll in a minimum of 12.0 credits
- Insurance fee will be waived ($775)
- Transportation fee will be waived ($32)

Continuing students taking classes online from outside of the U.S.

- Students' I-20 SEVIS record will be closed for the fall semester
- Students who enroll in online courses from outside the U.S. are not required to enroll in 12.0 credits
- Mandatory health insurance fee will be waived ($775)
- If interested in attending in person in Spring 21 and obtaining an I-20 for Spring 21, students must provide a new bank statement for the spri52($25,974)
- Students must pay I-901 SEVIS fee to obtain their new I-20 ($350)
- Students do not need to apply for a new visa if it is still be valid upon re-entry for Spring 2021 (Note: Students may re-enter no earlier than 30 days prior to the program start date)

New and continuing students taking classes in the U.S.

- Students must enroll in at least one in person class (face-to-face or hybrid) and maintain enrollment for the duration of the course (we will be offering a number of full-semester, short, and late-start hybrid and face-to-face courses to provide students with different options to meet this requirement)
- Students must enroll in at least 12.0 credits
- Students must maintain full-time status and cannot drop the face-to-face/hybrid course
- Mandatory health insurance fee and all other fees will apply

【日本語訳】

<1.アメリカ国外からオンラインクラスを受講する新入生>

-自国より秋学期の申込みをし、オンライン授業を受講予定の新入生はF1ビザのステータスはない。

-リクエストによっては、新入生の申込みは春学期まで延期し、春学期より新しいI-20を発行する。

-新入生は最低受講の12単位を満たさなくてもよい。

-学生保険費用$775の免除。

-バス定期券(Transportation Fee)$32の免除。

 

<2.一度帰国し、自国よりオンライン授業を受講している在校生>

-秋学期のI-20(SEVIS)は無効。

-自国で引き続きオンライン授業を受講する生徒は最低受講の12単位を満たす必要はない。

-学生保険費用$755の免除。

-2021年春学期から対面授業を再開する、もしくはI-20が必要な生徒は最低25,974ドルの残高証明書を新たに提出する必要がある。

-上記の希望者は加えてSEVIS費、I-20発行費($350)を支払うこと

-春学期の対面授業に向けてアメリカへ再入国する生徒はビザが有効期限以内の場合、新規ビザ取得の必要はない。

 

<3.アメリカにいる新入生、在校生>

-最低でも1クラスを対面授業もしくはハイブリッド授業にて受講すること。
(対面、ハイブリッド授業のスケジュールは柔軟に対応する予定)

-最低受講数12単位を満たすこと。

-フルタイムの学生として必要事項を満たすこと(単位数など)また対面、ハイブリッド授業の受講は必須。

-学生保険およびその他の支払いをしなければいけない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

学生保険やバス定期券の免除については学校により規定が異なるかと思いますがその他事項については恐らくどの学校も同じような方向で決定するかと思います。

ICEからの通達内容とは


そもそもICEからどのような通達があり、今回の流れになったのか説明してきます。
また、ICEって何ですか?と思う人も多いはず。

ICEとはU.S Immigration and Customs Enforcement 、アメリカ合衆国移民・関税執行局のことで移民法や関税法を執行している政府機関です。

ICEからの通達内容

ICEからの通達より重要な部分を抜粋します。

<以下を2020年の秋学期より適用する>

1.F1、M1ビザを保持している留学生は全てのコースをオンライン授業にて受講することを認めない。該当生徒にはビザ発給を行わない。
すでにアメリカにいる留学生は秋学期以降全てのコースをオンライン授業にすることはできず、その場合は自国へ帰国するか対面授業を行っている学校に転校すること。従わない場合は強制送還の対象となる。

2.F1ビザ保持者は対面/ハイブリッド授業を受講する場合、1クラス以上もしくは3クレジット分の授業を受講する。

 

ハイブリッド授業って何?


対面とオンライン授業を組み合わせた新しいシステムをハイブリッド授業とよびます。

ハイブリッド授業を取り入れる学校は、新しい試みとなるので試行錯誤しながらすすめていくでしょう。

そのためスムーズに授業が運ばない可能性もありますが、1クラスに入る生徒数を制限するソーシャルディスタンスを保つ、除菌、マスク着用などコロナ対策はされるはずです。

語学学生はどうなるのか?


語学学校は秋学期までに対面授業を開始するところが多いようです。
すでに8月末や9月より通常授業の開始を決定した学校もあります。

各語学学校の最新情報は下記にて更新していますのでチェックしてみてください。
【最新】コロナウィルスによるロサンゼルス語学学校の対応状況

 

まとめ


まとめると、すでにアメリカにいるカレッジ生(留学生)は規定数に沿って対面、ハイブリッド授業を受講することで、引き続きF1ビザ、SEVISが有効となります。つまり不法滞在にはなりません。

語学学校は秋学期までに通常授業が再開される見通しです。

とはいえ、留学生がコロナのリスクを背負って学校に通わせるというICEの発表にはとても遺憾です。

ちなみにハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、UC系の大学はICEの通達に対し、留学生を守るためトランプ政権へ起訴していますので今後もしかしたらICEからの通達が変更する可能性もあります。

こちらについても何か進展があればアップデートします。

ハーバード大学、MITが起訴したニュース(CNNの英語記事)

UC系大学が起訴したニュース(CBSの英語記事)

とにかくコロナで落ち着かない生活を送っている留学生からすると今回のICEの通達に動揺されたかたも多いはず。

わたしたちは現地エージェントとして常に最新の情報を提供できるように努めていきますので一緒にこの危機を乗り越えていきましょう!

最新情報はツイッターで発信していることが多いので、ツイッターをフォローしてもらえると嬉しいです。

Yosuke Aoyagiのツイッター

Yosuke Aoyagi

ロサンゼルス滞在歴16年で、ロサンゼルス留学情報館の経営者。ほぼ毎週学校を周っています。 小学生の娘を20以上のサマーキャンプ、ウィンターキャンプに送っているので、お子さんにピッタリのキャンプ選びをお手伝いできます。 また娘は公立、私立、日本語補習校と3つの学校の経験もあるので、親の視点から見たベストの学校選びをお手伝いします。 ツイッターで留学お役立ち情報もつぶやいています。https://twitter.com/Yosuke_Aoyagi

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